小宮研究室

准教授
小宮 良樹

金属材料、耐摩耗性、熱膨張制御

Al-Si合金は、軽量な上、鋳造性に優れているためダイカストによる自動車関連部品の大量生産など様々な分野に応用されています。さらに、多量にSiを含んだAl-15Si合金は耐摩耗性や耐熱性を兼ね備えることができるため注目されています。しかしながら、引張強度や延性に乏しく、切削加工が難しいなど欠点があります。

そこで、Alと金属間化合物を生成するNiやTiに注目し、力学的特性の改善を行っています。実際に粉末を添加して焼結を行い、粉末界面での金属間化合物の生成が確認できました。力学的特性の評価では、適量のNiやTi添加による耐摩耗性や引張強度・延性の向上が確認できており、加工性の改善に繋がるものと思われます。

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