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航空宇宙工房
— 特色ある教育 —
理工学部には、「未来博士工房」と呼ばれる8つの工房(航空宇宙工房、PC工房、ロボット工房、フォーミュラ工房、物理学プロジェクト工房、交通まちづくり工房、電気エネルギー環境工房、ブリッジ工房)があります。航空宇宙工房は航空宇宙工学科に設置された未来博士工房の一つです。
これらの工房は、「普段の授業だけではもの足りない」、「もっと何かがしたい」と思う学生が、それぞれ課外のプロジェクト活動を通じて授業以上のことを経験し、自身の潜在能力を覚醒させていって欲しいという思いから設置されました。
未来博士工房の特徴は、
- ❶「工房」という名から連想されるような、単なる「ものづくり」ができる場ではなく、学問(授業)との連携を考えている点
- ❷学生の自律性・創造力を発揮して活動している点
- ❸工房間の繋がりがある点
にあります。
未来博士工房の活動
- 授業科目の中に「未来博士工房対応科目」を設置し、「未来博士工房対応科目」を一定以上修得し、かつ、工房のプロジェクト活動で成果を挙げた学生に対し、3年次末に「学生博士賞」を授与しています。「学生博士賞」は、優等賞などと同様の学部長賞の一つで、履歴書に記載できる「正式な賞」です。
- 教職員が付き添わずとも、共通工房などで様々な工作機械や工具等を使うことができ、「もの」も「場所」も自分達で責任をもって管理・運営します。
- 全国の高校や地域の子供たち向けに、実験教室や施設見学、各種イベント等を行う際、工房の学生たちの中の有志が連携してそれらを運営したり運営の手伝いをしたりしています。また、毎年、理工学部校友会の方々(理工学部OB・OGの社会人の方々)の前で工房の報告会を行い、お互いがどんな活動をしているか、OB・OGの皆さん、他学科の先生方、そして、他学科の学生達に紹介しています。
航空宇宙工房では、次の6つの取り組みが行われています。
航空宇宙工学科では、人力飛行機、人工衛星、飛行ロボット、ジェットエンジン、ロケットなどに関するプロジェクト活動・研究会活動(航空宇宙工房)を行っており、教員による支援の下で、学生が飛行機設計から製作、宇宙開発まで様々な活動に取り組んでいます。1年次後期から3年次後期にかけては学科設置科目の一つである「航空宇宙工房演習Ⅰ~Ⅴ」の少人数教育を通じて、各研究室でプロジェクト活動等を行いより専門性の高い学力の習熟や探求力や論理的思考力の体得ができる状況になっています。これらの活動を通じて、航空機や宇宙機、あるいは、それに関連した実システムなどの開発・利用を通じて、航空宇宙工学の理論を実践的に学ぶことにより、自啓自発の精神に富んだ、科学・技術の発展に貢献できる人物を育てることを目標としています。
各工房の様子はこちらをご覧ください。