日大ロケット研究会

日大ロケット研究会では、火薬で飛行する「モデルロケット」の製作・打ち上げを行っています。本来、ロケット工学を習得するためには、大学3年生までの知識が必要です。しかし、日大ロケット研究会では、実際にモデルロケットを作りながら必要な知識を徐々に身につけることができます。設計・製作・打ち上げのすべてを行うことで、ロケット開発の全体を見ることができるため、将来の研究開発で必要な知識を得ることができます。

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  • モデルロケット
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モデルロケットとは?

モデルロケットとは、紙・木・プラスチック等(金属を用いない)で作製し、カートリッジ式の火薬エンジンを用いて飛ばすロケットです。日本では社会的風潮・法規制・土地不足などが原因であまり普及していませんが、他国では学校教育に使用されています。モデルロケットの全長は、小さいものなら30cm、大きいものでは2mにもなります。到達高度は50m~2km程度です。

なお、モデルロケットの打ち上げにはライセンスが必要です。日大ロケット研究会では講習会を行っているため、学内でライセンスを取得できます。

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日大ロケット研究会とは?

日大ロケット研究会は、高橋・高橋研究室のサポートを受けて活動しています。ロケットが好きな学生や、興味はあるけれど知識は無いという学生など、様々な学生が集まっています。特に前提知識は必要ありません。入会後に、モデルロケットライセンスの取得・シミュレーションソフトの講習などを通して、基礎知識を習得できます。また、モデルロケットの製作で用いるCADや3Dプリンターの使い方も学んでもらいます。

モデルロケット製作では、ロケット工学や設計など、色々な学びがあります。また学びだけではなく、ロケットを飛ばすという最大の楽しみが魅力の研究会です。このように本研究会は、楽しみながらも成長できる場所です。参加したいという人は、やる気だけあれば十分です。

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具体的な活動

日大ロケット研究会では例年種子島ロケットコンテストに出場しています。過去2回、企業賞を受賞しています。この賞は、機体の製作・設計の緻密さを評価するもので、ものづくりの優秀さが評価されました。また、オンライン開催となった2021年度は、インテリジェントロケット部門で優勝、定点滞空部門で5位入賞の結果を残しています。

モデルロケットは、ただ組み立てるだけではなく様々な実験を行う道具として使うこともできます。例えば、モデルロケットに加速度センサや気圧センサ、GPSを搭載し、無線で送信するデータロガーを開発しています。また、飛行フェーズを検知して。パラシュートの2段階放出に取り組んでいます。他にも、様々な形状のパラシュートでの実験や、GFRPやスタイロフォーム、PLAといった複数の素材・加工方法の研究を行っています。

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