大学院進学

航空宇宙工学科では、「航空宇宙工学をより深く学びたい」、「より深く考えたい」、「より高いレベルの研究をやってみたい」、「社会に出てより重要な研究・設計・開発に携わりたい」と考える方に是非大学院を目指して欲しいと考えています。大学院進学を考えている方には、是非、進学を意識した履修計画と立てて欲しいと思います。本学大学院の航空宇宙工学専攻であれば推薦により筆記試験を免除されることも可能ですし、入学金も免除されるので、是非、それらの特典を利用して欲しいと思います。

進学のきっかけは様々です。例えば、

  • 学部の4年間で学修したことをさらに高度に学修して専門を深めたい
  • 学部の4年間で学修したことを基に別の専門を深めたい。(学部とは系統の異なる専攻に進むことも可能です)
  • 卒業研究をさらに発展させた研究をじっくりやってみたい
  • 技術者/研究者としてやっていく力を高めたい、自信をつけたい
  • 自立した研究者になりたい(修了後は博士後期課程へ!)

など。その結果、

  • 国内外での学会発表など、いろいろなことをより多く経験できます
  • 先端技術や理論に触れる機会が多く、視野が広くなります
  • 就職先/就職した後の配属先が良いです(給与も良いです)(学部卒よりも大学院卒の採用を優先している企業も多いです)

などが利点としてあげられます。
まずは、先輩や先生に進学の理由や実際、進学を見据えた大学の過ごし方などを気軽に聞いてみることをお勧めします。

大学院での生活日本大学大学院理工学研究科の院生のライフスタイル

1
研究室で学ぶ(研究室内での生活は研究室によって様々)
  • 指導教授(准教授)を決めます
  • 指導教授の研究室内の自分のスペースで学習でき、いろいろな相談ができます
2
研究する(研究スタイルは研究室によって様々)
  • 指導教授や上級生と相談しながら研究テーマを決めます
  • 研究室、研究会、国内外の学会で発表し、議論により研究をさらに進めていきます
  • 英語によるコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を養います
  • 学会誌に論文を投稿し、研究成果を世の中に公開できます
  • 後輩の研究や学修を指導し、TA(ティーチングアシスタント)として教育の補助をすることで、教員や指導者としての能力が養います
  • 修士1年のときに中間発表会を行い,指導教授以外の先生からの意見を聞くことができます
3
授業
  • 大学院の専門科目を履修します
  • 授業は少人数で、自分の専門を深める+研究の幅を増すために学習します」(他専攻の授業も受講できます)
4
修了要件
  • 授業を受けて、必要な単位を修得します
  • 2年間の研究の集大成となる、修士論文を作成します
  • 修士2年の2月下旬に行われる修士論文審査会で発表し、質疑へ適切に答えることで審査に合格すれば、修了です

学位卒業/修了するともらえる資格

  • 学部4年間の教育課程を履修し、卒業ができると、学士の学位が授与されます
  • 博士前期課程の2年間の教育課程を履修し、修士論文の審査に合格すると、修士の学位が授与されます
  • 博士後期課程の3年間の教育課程を修了し、博士論文の審査に合格すると、博士の学位が授与されます
  • 優れた業績を上げた者については、大学院に3年以上(博士前期課程に2年以上在学していて、かつ、博士前期課程を含み3年以上)在学すれば、博士の学位授与も可能です(最短で学部卒業から3年で博士!もちろん、審査に合格すれば、です)
  • 理工学研究科では工学または理学の学位を取得できます(航空宇宙工学専攻は工学です)
  • 一般には、「学位」というと、「博士」を意味することが多いです
  • 博士(工学:Doctor of Engineering、理学:Doctor of Science)の学位は、世界に通用する資格であり、研究者を目指す人には必須で、国際的な仕事をする人にも重要な資格となります