学科主任あいさつ

内山 賢治
日本大学理工学部 航空宇宙工学科 学科主任
内山 賢治

航空機や宇宙機など大規模で複雑なシステムを対象とした航空宇宙工学では、最先端技術と高い信頼性・安全性が求められ、幅広い知識や経験を必要とします。本学科では、様々な分野の知識・技術の修得を通じて、科学技術の発展に貢献できる技術者を養成しています。

航空宇宙工学科の特徴は、「実物を作って飛ばす」ことにあります。人力飛行機をはじめ、無人航空機や火星飛行機、次世代ガソリンエンジンの他、2000年より人工衛星開発を軸とした教育研究基盤整備も実施しています。2008年に打ち上げられた超小型人工衛星SEEDSの他、2機の小型人工衛星が開発され打ち上げに成功し、継続した運用が行われています。さらに、地震先行現象検知衛星の小型衛星開発の他、宇宙における循環型生命維持系の研究や、人工流星実験、月面衝突閃光観測など、航空工学、宇宙工学、宇宙科学の各分野において、多種多様な研究を行っています。

航空宇宙工学科は間もなく50周年を迎え、5,000人を超える卒業生は、航空宇宙産業の他に、様々な分野で活躍しています。本学科では、学生の皆さんが自ら学び、考え、そして成長を実感できるような最高の教育・研究環境を用意しています。その中で、様々なものに積極的に取り組み、将来は、科学技術を通じて社会に貢献する人材に育ってほしいと願っています。