NHKコズミックフロントに出演しました
2022年4月16日
NHK番組「コズミックフロント」に阿部新助・准教授と研究室の学生達が出演します
- 放送日:2022年4月21日(木) 22:00~ BSプレミアム・BS4K
- 再放送:2022年4月28日(木) 8:00~ BSプレミアム
阿部准教授が主導して電通大・東大・JAXAと共同開発を行なった月面衝突閃光観測カメラ「デルフィヌス(DELPHINUS)」が 搭載された東大・JAXAの6U超小型探査機「エクレウス(EQUULEUS)」が、JAXAの超小型探査機「オモテナシ(OMOTENASHI)」 と共に月に向かいます。NASAは、JAXAも参画する有人月周回・月面面着陸計画「アルテミス計画」を進めており、 スペース・ローンチ・システム(SLS)とオリオン宇宙船(初号機は無人)からなる初号機アルテミス1(Artemis-1)SLSロケットを2022年6月以降に打ち上げる準備を進めています。 SLSには、30x20x10cm角(6U)の超小型探査機が10機搭載されており(2機が日本の探査機)、打ち上げ後に順次放出されます。 オモテナシは推進系とエアバッグを用いて月面に着陸します。一方、エクレウスは、月・地球スイングバイを繰り返して、超小型深宇宙探査機 としては世界初となる、月・地球・太陽の重力が釣り合うラグランジュ点のうちの月の裏側に位置する地球(Earth)-月(Moon)系の第2ラグランジュ点(EML2)へ、気化させた水を排出して推進力を得る水エンジン(水レジストジェット「AQUARIUS」)で向かう計画で、 そのための軌道変換技術の開発・実証と、月・地球周辺の磁気圏プラズマ観測、ダスト環境計測と月面衝突閃光を用いた微小隕石観測を行います。
詳しくは、以下をご覧ください。
- JAXA/ISAS特設ページ;(1) エクレウスとオモテナシ、(2) ラグランジュ点から月面衝突閃光を狙え!
- 月面衝突閃光観測カメラDELPHINUSの記事; ISASニュース4月号(No.481号)
- デルフィヌス(DELPHINUS)の詳細解説;日本惑星協会(TPSJ)
- 流星・月面衝突閃光の観測・実験に取り組む学生達;地球-月衝突天体を探る!
- 阿部研究室