博士後期課程の大学院生が日本燃焼学会論文賞を受賞しました.
2024年12月9日
航空宇宙工学専攻博士後期課程2年生の家村和輝君の論文が2024年度日本燃焼学会論文賞に選定され,11月26日に授与されました.
受賞者:家村和輝(日大理工院),齊藤允教(日大理工),菅沼雄介(日大生産工),菊池政雄(JAXAきぼう利用センター),稲富裕光(JAXA宇宙科学研究所),野村浩司(日大生産工),田辺光昭(日大理工)
受賞論文:Analysis of Spatial-Temporal Dynamics of Cool Flame Oscillation Phenomenon Occurred Around a Fuel Droplet Array by using Variational Auto-encoder, Iemura K,, Saito M., Suganuma Y., Kikuchi M., Inatomi Y., Nomura H., Tanabe M., Proceedings of the Combustion Institute, DOI:10.1016/j.proci.2022.09.047
この論文は理工学部,生産工学部,JAXAで実施した共同研究の成果として発表したものです.ロケットエンジンやジェットエンジンの爆発に関わる異常燃焼の原因となる冷炎(発火の前駆現象として生じる500℃程度の低温の炎)を研究対象とし,その複雑な時空変動を生成AI技術を用いた多様体学習によって低次元空間上で議論できるようにして現象解明したもので,燃焼研究の発展に多大な貢献があったと認められました.
共同研究: