共同研究・科研費プロジェクト

熱工学系

天然ガスの組成および燃焼器内の温度分布がノッキング強度に及ぼす影響の調査

齊藤研究室,齊藤允教(研究代表者)

課題番号等

一般財団法人笹村工学奨励会 研究奨励寄付金による助成

研究プロジェクト協力機関

株式会社IHI原動機

研究期間

2020年度-2021年度

研究プロジェクト内容紹介

天然ガスの異常燃焼のしやすさは、これまでメタン価と呼ばれる指標が用いられてきました。一般的にメタン価が低いほど異常燃焼が生じやすいですが、メタン価は天然ガスの組成で一意に定まるものではなく、異なる組成でも同一のメタン価となる組成が存在します。本研究では、メタン価に代わる新たな指標を提案すべく、燃料組成の違いによって異常燃焼によって引き起こされるエンジンへの負荷がどのように変化するか調査しています。同時に、異常燃焼が生じた際のエンジンへの負荷は、燃焼器内の温度分布にも影響を受けることが予想されており、光学的な手法による燃焼室内の温度分布測定も試みています。

燃焼器内を高速で伝播する自発点火

燃焼器内を高速で伝播する自発点火