共同研究・科研費プロジェクト

構造・材料工学系

超小型衛星による電離圏観測と地上観測網を融合した早期地震警戒システムの研究

山﨑研究室,山﨑政彦,青木義男(精密機械工学科教授),吉開範章(数学科特任教授)

研究プロジェクト協力機関

静岡県立大学,フランス大気環境宇宙観測研究所(LATMOS),一般財団法人WNI気象文化創造センター,東京大学地震研究所

研究プロジェクト内容紹介

近年地震発生の時間的・空間的相関が特に高いとみられる電磁気学的現象(電離圏電子密度変動)が有望視されています。もし、人工衛星でこれらの観測をすると全球の地震に対して短期間で調査できるため、先行的に研究が進んでいる力学的・地球化学的の地震先行現象と並んで、地震発生予測に早期に貢献するようになります。本プロジェクトでは、人工衛星を用いて4つの割合(『異常あり-地震あり、異常なし-地震あり、異常あり-地震なし、異常なし-地震なし』)を示し、地震先行的電離圏変動が統計的に地震の前兆であることを示したいと考えています。