日独国際共同観測ロケット実験に向けたデザインレビューを実施しました
2022年11月22日
11月9日(水)~11月11日(金)の日程で,本学生産工学部津田沼キャンパスにて,日独国際共同で実施されるロケット実験(Phoenix-2)用のフライトモデル「DCU2(Droplet array Combustion Unit 2)」のCDR(Critical Design Reveiw)を開催しました.CDRは,装置製作前の最後に実施される審査で,今回はロケット側アビオニクスの製作を進める上での最終調整となります.ロケットの製作を担当するエアバスのエンジニアが来日し,インターフェースに関する調整を中心として,JAXA/DLR/日大(生産/理工)のメンバーと共に情報共有を行いました.本プロジェクトでは,複数の燃料液滴から生じる冷炎と呼ばれる炎を,自然対流の影響が排除できる微小重量環境で観察し,連鎖分岐過程で生じる物質がどのようにして冷炎発生に影響を及ぼすのか,実験と計算,深層学習等によりモデル化を行っています.