航空宇宙工学科衛星「てんこう2」と『N.U Cosmic Campus』

2022年5月9日

 現在,奥山研究室では航空宇宙工学科衛星「てんこう2」を開発しており,来年度に新型国際宇宙ステーション補給機(HTV-X)初号機に搭載され,H3ロケットで打上げ予定です.この「てんこう2」プロジェクトでは,日本大学理工学部と芸術学部が連携し,『未来のアーティストとクリエイター』と『未来の科学者とエンジニア』による宇宙開発を実践します.これを「N.U Cosmic Campus」と呼び,宇宙をまるで一つのキャンパスとして捉え,世界中の皆さんをメンバーとして歓迎して新しい宇宙開発を実施していきます.

「てんこう2」は軌道傾斜角52度で地球を周回します.つまり,「てんこう2」は北緯52度と南緯52度の間を航行し,外部や内部温度を測定したり,太陽や銀河から飛来する高エネルギー荷電粒子を観測したり,また先進材料が宇宙環境でどのように劣化することを調査したりします.

 さらに,「てんこう2」は日本大学付属高校の吹奏楽部の演奏曲をデータ化し,それを地球に送って聴いてもらったりします.また,将来の月探査や火星探査を実現するために,世界中の人たちと連携して,地球から「てんこう2」にデータを送ってもらい,それを再び地球に送り届けたり,超微弱通信実験をしたりします.芸術学部と一緒にクリスマスの夜のニューヨークや,真昼のサハラ砂漠,桜が満開の頃の日本を撮影したりもします.

 『未来のアーティストとクリエイター』×『未来の科学者とエンジニア』=『N.U Cosmic Campus』

是非,期待してください.

 

「てんこう2」の外観(CGイメージ)

「てんこう2」の内部(CGイメージ)