理工学部×芸術学部の共同プロジェクト「N.U Cosmic Campus」
2024年1月12日
航空宇宙工学科 奥山研究室の学生達が開発した超小型衛星「てんこう2」のミッションのひとつ、理工学部×芸術学部の共同プロジェクト「N.U Cosmic Campus」の取り組みを紹介する展示が、文部科学省 情報ひろばエントランスにてはじまりました。
「てんこう2」は、JAXAの新型国際宇宙ステーション補給機(HTV-X)に搭載され,新型のH3ロケットで打ち上げられる予定です。
「N.U Cosmic Campus」は、「てんこう2」のミッションの一つで、大学衛星としては例の少ない宇宙エンターテインメント企画で、「イラスト・音楽・映像データのダウンリング(宇宙から地上への通信)」を行います。
日本大学習志野高等学校と目黒日本大学高等学校の吹奏楽部が演奏した「We are the world」の音楽データを搭載しており、世界中の多くの場所へ届けます。
「てんこう2」には芸術学部の学生がデザインからアニメーション、キャラクターボイスの制作までを手掛けたバーチャル宇宙飛行士「キャプテンヒカル」が搭乗しており、「てんこう2」の外部や内部温度を測定したり、太陽や銀河から飛来する高エネルギー荷電粒子を観測したり、また先進材料が宇宙環境でどのように劣化するかを調査したり、また地球から届く信号を再び地球に送り届けたり、太平洋 やサハラ砂漠や夜のニューヨークを撮影したりと忙しい毎日を送ります。今回の展示では、N.U Cosmic Campusのミッションについて解説してくれています。
主な展示は、リアルな超小型衛星「てんこう2」外観模型・内観模型、H3ロケット模型、芸術学部学生によるボードゲーム型てんこう2フライトミッションシュミレーター等。
是非、宇宙開発を身近に感じていただければと思います。