火星飛行機の研究の最近の研究発表です
2021年12月23日
安部研究室では,JAXA大山先生が主宰の火星探査航空機研究グループの一員として,
火星飛行機のための高高度飛行実験機MABE-2の誘導制御系の研究に取り組んでいます.
火星での飛行探査の実現を視野に入れた誘導制御系の構築の過程では,
・極軽量機体での低大気密度で高マッハ数での飛行
・独特の機体形状と空力特性
等の困難な課題に直面しました.
現在は,設計した誘導制御系の性能評価と各種パラメータの調整段階に入っています.
これらの研究成果で最近では,先月に博士前期課程2年の塚原直樹君と安部の連名で2件発表してきました.
・12th Asia-Pacific International Symposium on Aerospace Technology (APISAT 2021)
Control System Design of a High-Altitude Experimental Vehicle for a Mars Exploration(発表スライド表紙)
・第65回宇宙科学技術連合講演会
火星飛行機の第2回高々度飛行試験MABE-2の航法誘導制御系について(発表スライド表紙)
発表のスライドの表紙の円形のロゴは,MABE-2のミッションバッチで,真ん中上側の8個の星が
本学を含めて今回のミッションに参加・協力している研究機関・大学を表しています.
火星飛行機のイメージ図と地球との飛行環境の違いです.火星で何か所か観測されている筋模様の地形
(RSL)に生命の痕跡の発見の可能性があります. ⇓
高々度飛行実験MABE-2の提案する誘導制御系で,さまざまな外乱を考慮したモンテカルロ
シミュレーションの2500ケースの飛行終了地点の評価結果です.
従来手法(右側Conventional)に比べて,提案する手法(左側Proposed)で,飛行終了
位置を逸脱する赤のプロットが大幅に低減できていることが確認できます.⇓