山﨑准教授が日本工学教育協会 第28回(2023年度)工学教育賞の受賞しました
2024年3月19日
本学科の山﨑政彦准教授が,日本工学教育協会より工学教育賞を受賞しました.令和6年9月4日に九州大学伊都キャンパスで開催予定の日本工学教育協会第72回年次大会表彰式において表彰および講演が予定されているとのことです.
受賞名:工学教育賞
標 題:国際宇宙人材教育の展開:HEPTA-Satハンズオンプログラムの開発と実施
公益財団法人日本工学教育協会 工学教育賞 Webページ
宇宙工学の深い理解と実践的な技能習得を目指す「HEPTA-Sat」という超小型人工衛星(CubeSat)の教育プログラム開発と実施に関わる,理論と実践の統合を通じたアプローチが評価されました.実際のCubeSat相当のハードウェアとソフトウェアで構成された「HEPTA-Sat」を使用し,参加者が複数の学問分野の知識を活用しながら,構想から設計,製造,試験,運用,廃棄に至るまでの衛星システムのライフサイクル全体を数日間で体験できるように設計されています.国内外の教育機関や宇宙機関で広く採用されており,宇宙飛行士候補生の訓練への採用など,その影響は広範囲に及んでいます.学生から専門家に至るまで幅広い層に受け入れられ,プログラムが多様な背景を持つ参加者にアクセスし,宇宙技術への関心と理解を深めるための効果的なプラットフォームとなっていることも評価頂きました.
日本大学の山﨑准教授が中心となり開発を行い,NPO法人大学宇宙工学コンソーシアムの協力も受け,国内外の教育機関や宇宙機関でプログラムが展開されています.これまでに,文部科学省や経済産業省の支援を受け,様々な文化背景を持つ参加者に宇宙工学および教育を普及させてきました.
左:HEPTA-Sat、中央:講義の様子,右:ハンズオンの様子
左:キットの分解図と教科書の一部、右:ハンズオン教育セット
左:座学,中央:グループワーク,右:ミッション提案の様子
左:HEPTA-Satキット概観、右HEPTA-Satキット内部電子回路基板
教科書の抜粋(左上から時計回りに、プログラムの全体像、サブシステムの構成説明、構造解析、構造の組立、ソフトウェア開発演習)
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