安部明雄准教授が日本機械学会宇宙工学部門のスペースフロンティア賞を受賞しました
2024年2月15日
本学科の安部明雄准教授(JAXAプロジェクト研究員兼務)が,大気球を利用した火星飛行機の高高度飛行試験MABE-2実施チームの一員として,日本機械学会宇宙工学部門のスペースフロンティア賞を受賞しました.
2023年7月にJAXA大樹航空宇宙実験場で実施した「大気球を利用した火星飛行機の高高度飛行試験MABE-2(Mars Airplane Balloon Experiment 2nd)」の実績が評価されました.この飛行試験で,安部明雄准教授は,研究室の大学院生と共に,航法誘導制御系の設計と評価を担当しました.特に,このプロジェクトでは,歴代の大学院生の多大なる貢献がありました.
https://www.isas.jaxa.jp/topics/003468.html
高度36kmの成層圏での飛行の様子(©JAXA)
この実施チームは,JAXA/ISAS 大山聖教授(代表)・東北大学 永井大樹教授(副代表)を筆頭に,金沢大学,金沢工業大学,日本大学,東京都立大学,神奈川大学の研究者で構成されています.
実施チームの母体となる火星探査航空機リサーチグループでは,将来の火星飛行機の実現に向けて引き続き活動を続けていきます.
実験チームとJAXA大気球グループ(右下が安部明雄准教授)
安部明雄准教授(写真右)とプロジェクトに尽力した大学院生の1人博士前期課程2年 和田啓佑君(写真左,叡明高校出身)
〇 参考1 安部明雄准教授の模擬講義
「火星で飛行機を飛ばせるかな?-飛行制御の世界-」
〇 参考2 安部 明雄, 布田 翼
火星飛行機のための高高度飛行試験MABE-1の機体の運動特性について
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsass/71/3/71_71_149/_article/-char/ja/