26. 日本機械学会第33回スペース・エンジニアリング・カンファレンスでの発表報告

2024年12月6日~7日、千葉工業大学津田沼キャンパスにて開催された「日本機械学会第33回スペース・エンジニアリング・カンファレンス」において、奥山研究室通信班の白砂が研究成果を発表しました。取り組んできた研究が多くの関心を集め、活発な質疑応答が行われましのでその報告と発表内容をご紹介いたします。

修士2年 白砂慎人

発表タイトル
「ソフトウェア無線による衛星通信シミュレータの開発、及び妥当性の検証」

研究概要
衛星と地上局間の通信では、大気の影響、ドップラー効果、他の信号源からの干渉により、 衛星の送信出力や変調方式の実用性を事前に実機地上試験で確認することが難しい。そこで本研究では、GNU Radioやソフトウェア無線機を使用することで、地上試験での模擬が困難な通信障害となる要素をシミュレータで再現した。 この開発したシミュレータの信号レベルと衛星からの信号レベルを計測、比較し、 シミュレータで模擬した要素の妥当性を示す.。また、最終的には日本大学奥山研究室で開発中の超小型人工衛星「てんこう3」で使用するLoRa変調のパラメータ決定に使用するためにLoRa変調を出力する機能の導入を目指す。

研究室のメンバーがそれぞれの研究内容を発表することで、多くの研究者と意見交換を行い、新たな視点や課題を得る貴重な機会となりました。今後も奥山研究室は、衛星開発を推進していきます!

Leave a Reply

Your email address will not be published.