理工学部 航空宇宙工学科 山崎研究室では,学外の研究機関と連携しながら,超小型人工衛星や宇宙構造物,宇宙教育に関連する研究をシステムズエンジニアリング,機械学習,空間情報,ナレッジマネージメントをキーワードに教育・研究を行っています.

Mission

1

地球規模課題の解決に向けた宇宙システム開発

地震や津波などの地球規模の変化を宇宙から観測することが期待されています.宇宙から捉えた現象を生かした社会システムの創造に貢献することを目指します.

2

大規模システム構築のための言語開発

現在の社会では,複雑性や不確実さ,価値の多様性が高まり,問題解決が望まれる領域は,混沌かつ曖昧としています.新たなシステムによって問題を解決するにあたり,問題を構造表現として整形する方法の構築に挑みます.

3

俯瞰的な視点でモノを見る学びの場の構築

身の回りから宇宙規模までの対象を含めたシステムのデザインを思考することで俯瞰的に物事を捉える人材を育む教育システムの構築に挑みます.

山崎研究室とプロジェクトの現在

2020年4月に発足し,活動を開始しています.現在は日本大学理工学部航空宇宙工学科の修士2年生7名,修士1年生3名,学部4年生8名,学部3年生1名,学部2年生5名を学生メンバーとして活動しています.プロジェクトや研究毎に他機関の方々と連携しながら進めています.(Apr. 2022)

― 地震に先行する電離圏の変動現象を観測する6Uサイズの超小型衛星Prelude(プレリュード)を静岡県立大学,東海大学,仏・大気環境宇宙観測研究所(LATMOS)と共同で開発しています.

― 多様なバッグラウンドの人と宇宙を繋げるための体験型キューブサット教材HEPTA-Sat(ヘプタサット)を開発しています.

― 津波の波源を宇宙から直接捉えることが可能な早期津波予測技術実証衛星群の設計に,静岡県立大学と取り組んでいます.

― すり合わせ技術を利用したモデルベース全体最適化システム設計手法の開発:開発の初期段階における重要な部分であるシステム化領域の構造化に焦点を当て,システム完成後の致命的不具合の未然防止を目指せるシステム設計・開発手法を考案し,実機開発へ適用・評価を行う.